お宅の障子はこんな風に穴が開いていませんか?
みなさん障子を食べる虫をご存じですか?真岡市や筑西市のお客様に多いのですが、せっかく障子を張り替えても、障子を食べて虫食い状態にされてしまっては意味がありません。そこでこの虫の生態や駆除の仕方についてご紹介します。
障子を食べる虫の正体は?
大切な障子を食べてしまう虫の正体は”紙魚(シミ)”です。ゴキブリより嫌いというお客様もいらっしゃいます。虫が苦手な方には申し訳ないのですがこちらです。
体長はおおよそ2㎝くらいで障子の裏側をはい回っています。昼間は鴨井と障子の間にいることが多いようです。(引き取った障子で良く死骸を見つけます。)湿度の高い暖かい場所を好みます。お客様のお宅で見かけるのはたいてい2,3匹ですが、多いお宅では10匹以上も見かけることもあります。特に南側に多いです。
障子糊が付いている紙の部分がお好みらしく、桟(木枠)に沿って穴ができていきます。そのため紙が剥がれてぶらぶらしていることが多いです。寿命も8年程度あり絵さの無い状態でも1年ほど生きる個体もいるため一度住み着くと長い間、障子を食べられてしまいます。水分は空気中から得るため乾燥には弱いようです。夜行性のため日中は畳の間や鴨井と障子の間などの細長い隙間に隠れ、夜になると活動するためなかなか見つけにくいようです。
駆除の仕方
紙魚(シミ)の苦手なものは
- 殺虫剤
- ラベンダー(ハーブ)の香りのするもの
- 乾燥
そこで紙魚の駆除方法としては、ラベンダーの香りのする芳香剤を障子付近に置き、こまめに掃除して餌となるティッシュなどの紙類はすぐに捨ててしまうのが良いです。また、大量に発生している場合はマイクロアトミックという空間殺虫剤やホウ酸団子の使用も検討した方がよいと思います。
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