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障子の張り替えは「今」がおすすめ
梅雨〜夏こそ向く理由とプロのコツ

1日のルーティンと、仕上がりが変わる5つのコツ|金沢屋 真岡店

「障子の張り替えって、年末の大掃除でやるものでしょ?」——たしかに、お正月前にまとめて張り替える方は多いです。でも、真冬の張り替えは、とにかく寒い。障子を外し、水で洗い、乾かして…という作業を、震えながらやることになります。

実は、湿度が高く、エアコンなしでも過ごせる梅雨〜初夏(5月〜7月ごろ)こそおすすめです。障子を外して洗い、乾かして、貼る。この一連の作業は、窓や建具を開け放って行います。真夏の猛暑ではエアコンも効きませんが、まだエアコンなしで過ごせる5月〜7月の今なら、作業がぐっと楽。しかも気温が高いぶん、洗った障子も貼ったあとの乾きも早いのです。

この記事では、「なぜ今なのか」の理由と、プロがすすめる1日の張り替えルーティン、そして仕上がりが変わる5つのコツを、真岡市の張替え専門店の目線でお伝えします。

「梅雨・夏はNG」は昔の話 — のりが進化しました

昔から「障子の張り替えは梅雨を避けろ」と言われてきました。その理由はのりにあります。

かつては手作りのデンプン糊を使っていました。デンプンは湿気とカビにとって格好の栄養源。梅雨時に貼ると、のりの部分からカビてしまうことがあったのです。だから「湿気の多い時期は避ける」のが常識でした。

ところが、今の市販の障子のりには「防カビ剤(カビドメ剤)」が入っています。主要メーカーの障子のりは、でん粉を主成分としながら、カビドメ剤・ヤニ止め剤を配合。ホルマリンを使わず、建築基準法のF☆☆☆☆(ホルムアルデヒド発散が最少の区分)に対応した製品が主流です。

つまり、「梅雨・夏はカビるからNG」というのは、手作り糊の時代の話。今ののりは防カビ剤入りなので、湿度の高い時期でも以前ほど神経質にならずに済みます。
のりを選ぶときは、でん粉系・カビドメ剤入り・F☆☆☆☆を目印にすると安心です。

じつは、寒さは作業する人だけでなくのりにも不利です。市販の障子のりの多くは「0℃以下では使えない」「5℃以下の場所を避ける」と表示されています。真冬の冷えた桟では、のりの効きが落ちることも。その点、気温が高い今の時期は、のりの効きも乾きも良好。寒さに震えることもありません。

※ のりの成分はメーカー公表情報(でん粉・カビドメ剤・ヤニ止め剤等)に基づきます。防カビ剤入りでも、貼る前後の乾燥が不十分だとカビの原因になります。乾燥だけは省略しないでください。

プロがすすめる 障子張り替え 1日のルーティン

障子の張り替えは、1日でひと通り終わります。おすすめの流れはこうです。

1
朝、障子を洗う古い紙をはがし、桟(さん)を水で洗います。気温が上がる日中に向けて、朝いちばんに済ませるのがコツ。
2
午後まで、しっかり乾燥させる洗った障子を立てかけ、午後まで乾かします。夏場は乾きが早いので、この待ち時間が短くて済みます。
3
乾いたら、貼り作業桟がしっかり乾いてから、のりを塗って新しい紙を貼ります。乾いていない桟に貼ると、のりがうまく効きません。
4
仕上げに、霧吹き貼り終えたら、紙全体に霧吹きで水を吹きます。乾くときに紙が縮んで、ピンと張り上がります。

朝に洗って午後に貼れば、その日の夕方にはきれいな障子がよみがえります。

仕上がりが変わる プロの5つのコツ

0古いのりが大量に残っていたら、こそぎ取る

桟に古いのりが厚く残っている場合は、水で濡らしてふやかし、不要になったカードやプラスチックのヘラでこそぎ取ります。ここをきれいにしておくと、新しいのりの効きが段違いです。

1とにかく乾燥

洗ったあとも、貼る前も、乾燥がすべてと言っていいほど大事です。桟が湿ったまま貼ると、のりが効かず、あとで浮いたりカビたりの原因になります。

さらに、桟が濡れていると木のアク(灰汁)が新しい障子紙にしみ出して、茶色いシミになることがあります。せっかく張り替えたのに、あとから茶色い染みが浮いてくると見た目も台無し。「もう少し乾かせば防げたのに…」という、とてももったいない失敗です。だからこそ、乾燥だけは焦らないでください。

2貼る面を紙やすりで軽く荒らす

のりを塗る面(桟の表面)を、#100〜#180の紙やすりで軽く平らに荒らしておくと、のりの食いつきが良くなります。ツルツルの面より、ほんの少しザラつかせたほうがよく付きます。

3カッターの刃は、こまめに折って切れ味をキープ

紙を切るカッターは、切れ味が落ちる前にこまめに刃を折るのが仕上がりの分かれ目。切れ味が鈍ると紙が毛羽立ち、切り口が汚くなります。刃を折るときは「ポキ」などの刃折り器を使うと安心・安全です。(私たちプロはつい手で折ってしまいますが、危ないのでマネはしないでください。)

4定規は、できるだけ長いものを

紙をまっすぐ切るには、できるだけ長い定規が便利です。障子の一辺を一度で切れる長さがあると、継ぎ目のないきれいな仕上がりに。ホームセンターで売っているアルミの棒なども、まっすぐで長く、おすすめです。

5乾いたら霧吹きでピンと

貼って乾いたら、霧吹きで紙全体を軽く湿らせます。乾くときに紙が縮んで、たるみが取れてピンと張り上がります。道具は100円ショップのスプレーガンで十分です。

いちばん大事なコツ:のりは「薄く」!
のりは塗りすぎ注意です。塗ったあとに「本当に濡れてるかな?」と思うくらいで十分。うすーく塗って、指で触ると少しベタベタするくらいでOKです。
「これで剥がれないかな…」と心配になりますが、もし剥がれたら、また塗ればいい——それくらいの気持ちで、気楽にやってみてください。厚塗りより薄塗りのほうが、仕上がりもきれいでシワになりにくいです。何より、次の張り替えのときに障子紙がすぐに剥がれるので、張り替え作業がとても楽になります。

「自分でやるのは大変…」というときは

張り替えを終えた、白くきれいな障子のある和室
張り替え後の和室。障子が白くなるだけで、部屋全体が見違えます

枚数が多い、桟が傷んでいる、まっすぐ貼る自信がない——そんなときは、無理をせずお任せください。当店では、桟の洗浄・のり選び・仕上げまで込みで、1枚から承っています。

特に、枚数が多いお宅や、来客前・お盆前などで「きちんとした仕上がりにしたい」ときは、プロにお任せいただくと安心です。

障子の張り替え、ご相談ください

障子1枚から、真岡市・芳賀郡を中心に栃木県内・筑西市など隣接地域まで対応します。
「今の時期に、まとめてきれいにしたい」——そんなご相談もお気軽にどうぞ。

📞 0285-77-4206

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よくあるご質問

Q1. 障子の張り替えはどの季節がいいですか?

A. 湿度が高く、エアコンなしでも過ごせる今の時期(梅雨〜初夏)がおすすめです。障子を外して洗い・乾かす作業に向いていますし、市販ののりは防カビ剤入りなので、昔のようにカビの心配が少なくなっています。

Q2. 梅雨や夏に張り替えるとカビませんか?

A. 昔の手作りデンプン糊は梅雨時にカビやすく敬遠されていました。しかし今の市販の障子のりは防カビ剤(カビドメ剤)入りのため、以前より心配は少なくなっています。ただし、貼る前後の乾燥はしっかり行ってください。

Q3. 障子紙をピンと張るコツはありますか?

A. 貼り終えて乾いたあと、霧吹きで紙全体を軽く湿らせます。乾くときに紙が縮んで、ピンと張り上がります。100円ショップのスプレーで十分です。

Q4. 障子のりはどれを選べばいいですか?

A. でん粉系で防カビ剤(カビドメ剤)入り、建築基準法F☆☆☆☆表示のものが安心です。水で薄めるタイプと、薄めずそのまま使えるタイプがあります。

Q5. 自分で張るのが不安です。頼めますか?

A. はい、障子1枚から承ります。桟の洗浄・のり選び・仕上げまで込みでご相談いただけます。真岡市・芳賀郡を中心に栃木県内・筑西市など隣接地域まで対応します。

※ この記事は金沢屋真岡店の現場経験に基づきます。のりの成分・仕様はメーカーの公表情報を参考にしています。DIYの際は、道具の取り扱いに十分ご注意ください。

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