ふすま・障子の張り替えは
「初盆」に向けてがおすすめです
大切なご家族を見送られたあと、「仏間のふすまや障子を、そろそろ張り替えたほうがいいだろうか」と考える方は少なくありません。
結論からお伝えすると、張り替えは、葬儀の直前・直後よりも「初盆」に向けて整えるのがおすすめです。この記事では、その理由と、初盆に向けて仏間・座敷を整えるときの考え方、そして白提灯や精霊棚といったお盆の仏具の基礎知識を、真岡市の張替え専門店の目線で、やさしくまとめました。
なぜ「葬儀の前」は避けたほうがいいのか
ご不幸が近いかもしれない——そんなときに、あらかじめふすまや障子をきれいに張り替えておく。これは、あまりおすすめできません。
というのも、「まるでその日を待っていたようだ」と受け取られてしまうことがあるからです。日本には昔から、死や葬儀を先回りして準備することを「縁起でもない」と控える心情が根強くあります。生前に葬儀の準備を進めることが長くタブー視されてきたのも、同じ気持ちからです。
また、ご不幸の直後は、ご遺族にとって心身ともに慌ただしい時期。落ち着かないなかで内装まで手を入れるのは、負担も大きくなります。
だからこそ、「初盆」に向けて張り替える
四十九日の忌明けを過ぎ、気持ちも少し落ち着いてくる頃に訪れるのが初盆(新盆)です。故人が亡くなってから初めて迎えるお盆で、ご親戚や親しい方が集まり、法要を営むことも多い、大切な節目です。
この初盆こそ、仏間や座敷を整えるのにふさわしいタイミングです。
- 故人を初めてお迎えする場を、清らかに整えられる
- お客様(弔問・お参りの方)の目に入る仏間・座敷をきれいにできる
- 葬儀直後の慌ただしさが過ぎ、落ち着いて心を込めて準備できる
そもそも初盆(新盆)とは
初盆(新盆/はつぼん・にいぼん)とは、四十九日の忌明けが済んだあと、故人が初めて迎えるお盆のことです。通常のお盆よりも手厚く供養するのが習わしです。
- 時期:栃木・北関東では 8月13日〜16日の「月遅れ盆」 が一般的です(地域によっては7月13日〜16日の場合もあります)
- 迎え火・送り火:13日にご先祖・故人を迎え、16日に送り出します
- 法要・来客:僧侶を招いての法要や、親族の集まりがあることも多いです
四十九日がお盆に間に合わない場合は、その年ではなく翌年が初盆になります。時期の数え方は地域・宗派で異なるため、菩提寺にご確認ください。
初盆で飾る、主なお盆の仏具
張り替えとあわせて、初盆の飾りものの基礎知識をまとめました。仏間を整えるときの参考にしてください。
最近は、形にとらわれず自由につくるご家庭も増えています。あるお宅では、シンデレラが大好きなお孫さんが「おばあちゃんが可愛いかぼちゃの馬車で帰ってこられますように」と、かぼちゃの馬車をつくられたそうです。決まりごとも大切ですが、故人を想う気持ちこそが、いちばんの供養なのかもしれません。
張り替えは「お盆の3週間前まで」にご相談を
お盆の直前は、同じように張り替えを考える方が集中し、たいへん混み合います。遅くともお盆の2〜3週間前までにご相談いただくと、余裕をもってきれいに仕上げられます。
栃木・北関東の8月盆であれば、7月下旬までにお声がけいただくのが目安です。「初盆に間に合わせたい」とひと言お伝えいただければ、日程を優先して調整いたします。
初盆に向けた張り替え、ご相談ください
ふすま・障子1枚から、真岡市・芳賀郡を中心に栃木県内・筑西市など隣接地域まで対応します。
大切な方をお迎えする仏間・座敷を、心を込めて整えるお手伝いをいたします。
よくあるご質問
Q1. ふすまや障子は、葬儀の前に張り替えないほうがいいのですか?
A. 明文化された決まりではありませんが、「ご不幸の直前に張り替えると、まるでその日を待っていたように受け取られてしまう」と感じる方もいらっしゃいます。日本には死や葬儀を先回りして準備することを控える心情が根強くあります。そのため、あわてて張り替えるより、四十九日を過ぎて落ち着いた初盆に向けて整えるのがおすすめです。地域や宗派によって考え方は異なりますので、迷われたら菩提寺やご年長の方にご相談ください。
Q2. 初盆(新盆)とはいつのことですか?
A. 四十九日の忌明けが済んだあと、故人が初めて迎えるお盆のことです。栃木・北関東では8月13日〜16日の月遅れ盆が一般的で、準備は7月下旬〜8月上旬に行う方が多いです(地域により7月盆の場合もあります)。
Q3. 初盆に向けて、いつ張り替えを頼めばいいですか?
A. お盆の直前は混み合いますので、遅くともお盆の2〜3週間前までにご相談いただくと安心です。栃木・北関東の8月盆なら、7月下旬までにお声がけいただくと、余裕をもって仕上げられます。
Q4. 初盆に飾る白い提灯(白提灯)とは何ですか?
A. 初盆のときだけ飾る白い提灯で「白紋天(しろもんてん)」とも呼ばれます。初めて帰ってくる故人の霊が迷わないための目印で、玄関先や軒下に吊るすのが通例です。翌年からは絵柄の入った盆提灯を使います。
※ この記事は一般的な慣習をご紹介するものです。お盆の時期・飾り方・作法は地域や宗派によって大きく異なります。詳しくは菩提寺や地域の習わしにお従いください。