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ふすま・障子の張り替えは
「初盆」に向けてがおすすめです

葬儀の前を避ける理由と、仏間・仏具の整え方|金沢屋 真岡店

大切なご家族を見送られたあと、「仏間のふすまや障子を、そろそろ張り替えたほうがいいだろうか」と考える方は少なくありません。

結論からお伝えすると、張り替えは、葬儀の直前・直後よりも「初盆」に向けて整えるのがおすすめです。この記事では、その理由と、初盆に向けて仏間・座敷を整えるときの考え方、そして白提灯や精霊棚といったお盆の仏具の基礎知識を、真岡市の張替え専門店の目線で、やさしくまとめました。

なぜ「葬儀の前」は避けたほうがいいのか

ご不幸が近いかもしれない——そんなときに、あらかじめふすまや障子をきれいに張り替えておく。これは、あまりおすすめできません。

というのも、「まるでその日を待っていたようだ」と受け取られてしまうことがあるからです。日本には昔から、死や葬儀を先回りして準備することを「縁起でもない」と控える心情が根強くあります。生前に葬儀の準備を進めることが長くタブー視されてきたのも、同じ気持ちからです。

また、ご不幸の直後は、ご遺族にとって心身ともに慌ただしい時期。落ち着かないなかで内装まで手を入れるのは、負担も大きくなります。

※ 補足:これは全国共通の明文化された作法ではなく、地域やご家庭に伝わる心情・マナーです。感じ方には個人差があり、宗派や地域によっても考え方は異なります。迷われたときは、菩提寺やご年長の方にご相談いただくのが安心です。

だからこそ、「初盆」に向けて張り替える

四十九日の忌明けを過ぎ、気持ちも少し落ち着いてくる頃に訪れるのが初盆(新盆)です。故人が亡くなってから初めて迎えるお盆で、ご親戚や親しい方が集まり、法要を営むことも多い、大切な節目です。

この初盆こそ、仏間や座敷を整えるのにふさわしいタイミングです。

ふすま・障子は、部屋の印象を大きく左右します。日に焼けて茶色くなった障子や、破れたふすまも、白く張り替えるだけで、仏間がぐっと清々しくなります。「故人を気持ちよくお迎えする」ための張り替え——これが、初盆に向けた張り替えがいちばんおすすめな理由です。

そもそも初盆(新盆)とは

初盆(新盆/はつぼん・にいぼん)とは、四十九日の忌明けが済んだあと、故人が初めて迎えるお盆のことです。通常のお盆よりも手厚く供養するのが習わしです。

四十九日がお盆に間に合わない場合は、その年ではなく翌年が初盆になります。時期の数え方は地域・宗派で異なるため、菩提寺にご確認ください。

初盆で飾る、主なお盆の仏具

張り替えとあわせて、初盆の飾りものの基礎知識をまとめました。仏間を整えるときの参考にしてください。

白提灯(白紋天) 初盆のときだけ飾る、真っ白な提灯です。初めて帰ってくる故人の霊が迷わないための「目印」で、玄関先や軒下に吊るすのが通例。翌年からは、絵柄の入った盆提灯を使います。
盆提灯 ご先祖・故人が迷わず家にたどり着けるように飾る提灯で、「迎え火」の役割を持ちます。家紋や草花の意匠が入ったものを、仏壇や精霊棚のそばに飾ります。
草花が描かれた盆提灯(八女提灯)。灯りがともった様子
草花を描いた盆提灯(写真:高山朱美/Wikimedia Commons・CC BY-SA 4.0)
精霊棚(盆棚) 仏壇のそばに設ける、お盆のための祭壇です。お盆飾りの中心で、位牌やお供え物を並べます。
まこも・蓮の葉 精霊棚に敷く「まこも(真菰)」のござは、お釈迦様がその上で病人を治療したという言い伝えのある植物。その上に蓮の葉やお供え物を置きます。
精霊馬(しょうりょううま) きゅうりの馬と、なすの牛。故人が「早く帰ってこられるように馬で」「ゆっくり戻れるように牛で」との願いを込めた、お盆ならではの飾りです。
きゅうりの馬となすの牛でつくった精霊馬(お盆の飾り)
割り箸の足で立てた、きゅうりの馬となすの牛(写真:Wikimedia Commons・CC BY 3.0)

最近は、形にとらわれず自由につくるご家庭も増えています。あるお宅では、シンデレラが大好きなお孫さんが「おばあちゃんが可愛いかぼちゃの馬車で帰ってこられますように」と、かぼちゃの馬車をつくられたそうです。決まりごとも大切ですが、故人を想う気持ちこそが、いちばんの供養なのかもしれません。

※ 宗派・地域による違いにご注意ください。たとえば浄土真宗では、精霊棚や迎え火などお盆の飾り方の考え方が他宗と異なります。飾り方・時期は、必ずお住まいの地域の習わしや菩提寺の教えに従ってください。ここでは一般的な例をご紹介しています。

張り替えは「お盆の3週間前まで」にご相談を

張り替えを終えて白く清々しくなった、和室・仏間の障子
障子が白くなるだけで、仏間・座敷が清々しく整います

お盆の直前は、同じように張り替えを考える方が集中し、たいへん混み合います。遅くともお盆の2〜3週間前までにご相談いただくと、余裕をもってきれいに仕上げられます。

栃木・北関東の8月盆であれば、7月下旬までにお声がけいただくのが目安です。「初盆に間に合わせたい」とひと言お伝えいただければ、日程を優先して調整いたします。

初盆に向けた張り替え、ご相談ください

ふすま・障子1枚から、真岡市・芳賀郡を中心に栃木県内・筑西市など隣接地域まで対応します。
大切な方をお迎えする仏間・座敷を、心を込めて整えるお手伝いをいたします。

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よくあるご質問

Q1. ふすまや障子は、葬儀の前に張り替えないほうがいいのですか?

A. 明文化された決まりではありませんが、「ご不幸の直前に張り替えると、まるでその日を待っていたように受け取られてしまう」と感じる方もいらっしゃいます。日本には死や葬儀を先回りして準備することを控える心情が根強くあります。そのため、あわてて張り替えるより、四十九日を過ぎて落ち着いた初盆に向けて整えるのがおすすめです。地域や宗派によって考え方は異なりますので、迷われたら菩提寺やご年長の方にご相談ください。

Q2. 初盆(新盆)とはいつのことですか?

A. 四十九日の忌明けが済んだあと、故人が初めて迎えるお盆のことです。栃木・北関東では8月13日〜16日の月遅れ盆が一般的で、準備は7月下旬〜8月上旬に行う方が多いです(地域により7月盆の場合もあります)。

Q3. 初盆に向けて、いつ張り替えを頼めばいいですか?

A. お盆の直前は混み合いますので、遅くともお盆の2〜3週間前までにご相談いただくと安心です。栃木・北関東の8月盆なら、7月下旬までにお声がけいただくと、余裕をもって仕上げられます。

Q4. 初盆に飾る白い提灯(白提灯)とは何ですか?

A. 初盆のときだけ飾る白い提灯で「白紋天(しろもんてん)」とも呼ばれます。初めて帰ってくる故人の霊が迷わないための目印で、玄関先や軒下に吊るすのが通例です。翌年からは絵柄の入った盆提灯を使います。

※ この記事は一般的な慣習をご紹介するものです。お盆の時期・飾り方・作法は地域や宗派によって大きく異なります。詳しくは菩提寺や地域の習わしにお従いください。

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